COLUMN

金沢 冬の名残 武家屋敷に春の訪れ

2023.03.02

雪国である金沢は、冬を過ごすための知恵に溢れた街でもあります。
兼六園の雪釣りは有名ですから、ご存知の方も多くいらっしゃることでしょう。
そんな雪釣りと同じように、金沢の冬の風物詩が薦掛け(こもかけ)です。

城下町金沢の風情を今に残す、長町 武家屋敷界隈は、
昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が立ち並ぶ観光名所でもあります。
この土塀を雪から守るために付けられるのが薦掛けです。

金沢の雪は、海が近いことからも水分量が多いのが特徴。
雪の水分が氷結して損傷したり、付着した積雪により、土の壁が剝がれるのを防ぎます。
毎年、12月から翌年の3月半ばまで、長町の土塀には薦掛けがされます。


金沢市民にとって、薦掛けが付けられると、冬の訪れの合図。
そして、薦掛けが外されると春の訪れの合図です。
暮らしに根付いた知恵が届ける、小さな季節の便りに人々は四季を感じているのです。

そして、武家屋敷界隈を歩いていると、角には突き立った石が置かれています。
これは「ごっぽ石」や「がつぼ石」などと呼ばれるもので、
その昔、雪道を下駄で歩くと、下駄の歯に雪が詰まり、
この石に下駄を打ちつけて固まった雪を取るためのものだったと言われています。



長かった冬も終わりに近づき、春の足音が聞こえてきました。
春は出会いと別れの季節です。さまざまなお祝いごとや門出に、
贈り物を探している方もいらっしゃることでしょう。

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2,376円(税込)

みなさまにとって、すてきな春となりますことを願っています。

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